• 中四国メンバーのブログ、活動のお知らせ

DOJOサポーター中四国支部しろくまです。

7月は夏祭りのイベントや参議院選挙で山尾さん選挙応援活動もあり、色んなことがたくさんありました。
選挙結果は自民大敗、参政党の躍進から、以前のように当たり前だと考えていた二大政党の考え方に縛られない方が良い局面に入りました。社会全体が大きく変わっている今、固定観念に捉われない客観的な視点が必要な時かも知れません。

話が変わって、SPA!では新連載『神功皇后論』が連載されています!毎回楽しみにしています。
なぜか古代に活躍した神功皇后が、戦後の現代では歴史から忘れ去られています。

全国各地に神功皇后の功績、逸話や足跡が残っているし、ここ西日本の中国地方を見てみると意外と多くあります。
地元岡山だけでも神功皇后のゆかりの地がたくさんあります。皆さんのお住まいの地域にもあるかも?

ゆかりのある地の一つに、岡山県南の瀬戸内市の牛窓にあります。

牛窓地名の由来
神功皇后のみ舟、
備前の海上を過ぎたまひし時、
大いなる牛あり、
出でてみ舟を覆さむとしき。
住吉の明神、老翁と化りて、
其の角を以ちて投げ倒したまひき。
故に其の処を名づけて牛轉(うしまろび)と曰ひき。
今、牛窓と云ふは訛れるなり。
「備前国風土記逸文」より

牛窓伝説 神功皇后と住吉明神が牛鬼を投げ倒してバラバラになって五つの島になったという、牛が転んだ「牛転(うしまろび)」から訛って牛窓になったというのが牛窓の地名の由来です。老翁に化けたのは、武内宿禰のことでは?青年宿禰なら牛鬼をぶん投げて倒しそうです。

瀬戸内海の海に面した地域にあり、瀬戸内海を一望できてまわりには島々が見えます。
オリーブ園や海水浴場など観光地としても有名です。

神功皇后はこの辺りに来てたんですね。
岡山県立図書館で神功皇后に関わる郷土資料を探してみました。
書籍も色々あり、その中で目に留まったのは
「備前国邑久郡牛窓御香宮神功皇后御鎧注文外四種」
この本だけは貸出し不可(館内閲覧用)製作者不明、制作年不明でした。

他の書籍は大体、製作者や制作年があります。
その「備前〜」とかの本を出してもらおうと図書館職員さんにお願いしたら、

図書館職員さんから、
「これ貸出し不可ですがネットで見れますよ。」

え!ネットで見れるのですか!?

なんと 自由に閲覧ができます。↓
岡山県立図書館サイトのトップにある
「デジタル岡山大百科」から入ってキーワードを入力して探す事ができると。
その中に、この備前〜とかの本がありますよと。
岡山県立図書館サイト

これは便利なことを知った!

本のタイトルを入力してみるとありました。↓
備前国邑久郡牛窓御香宮神功皇后御鎧注文外四種

ほんとだ、ここにある!これで読めるぞ。
・・・

・・・

読めん!!(@_@)

図書館職員さんと一緒にこの本を調べてみました。
この本について解説、論文を出してる人はいないようです。
そんな事があるんだ・・。
神功皇后の鎧や兜の詳細が書かれてると思うんだけど。

とりあえず、実際に牛窓に行ってみよう。
岡山市内から牛窓方面へ車で40分位で到着。

神功皇后を祀ってる「牛窓神社」と、
重要文化財の神功皇后の鎧と太刀がある「五香宮」へ
読めなかった本のことが少しはわかるかも

牛窓神社の山道は涼しくて快適、とても気持ち良かったです。
全然暑くない!影になっていて風も涼しいです。

2年前かな?その時も来た事がありました。

手水舎が牛!足元には小さなカニもいました(^_^)

境内は、もうすぐ始まる「茅の輪くぐり」の準備真っ最中で作業の方達があちこち歩き回ってました。
忙しそうな時に来たかも。。

御祭神はこちら↓
神功皇后だけでなく応神天皇と武内宿禰も祀ってます。比売大神って誰なんだろうね?

写真では奥が暗くて見えないけど、本殿内の壁には神功皇后や武内宿禰の絵があちこちに飾ってます。
それだけこの地域では昔から神功皇后と武内宿禰には馴染みがあるという事がわかります。
決して架空の人物とは言えないです。

しっかりと参拝してきました。

次の「五香宮」へ向かうときに売店の方に話を聞いたら、

「そこには神功皇后の鎧と太刀は置いてないです」

!!!

「重要文化財なのでそこで保管するのは難しいので、
岡山県立博物館に保管されてます。」

!!!
そこで見れるのですか??

「いつも展示されてるとは限らないのですが・・・」

!!!!

「昨年、展示されてたかも?」

!!!!!

・・・・
やってしまった・・(@_@)
行く前にきちんと調べとけぃっ!!
岡山県立博物館に問い合わせてみよ・・

色々ありましたが、
今回、訪れた岡山の神功皇后のゆかりの地、
牛窓地域はおすすめです!!

古代ロマンあふれる悠久の歴史に触れてみよう
神功皇后ゆかりの地にぜひ訪れてみてください。


コメント一覧

返信2025年7月28日 7:47 PM

かえさる(村上 智一)24/

写真がいっぱいで、読みながらとても楽しかったです! 最後の、「行く前にきちんと調べとけぃっ!!」は思わず笑っちゃいました(^ ^)

    返信2025年8月7日 4:19 PM

    しろくま23/

    かえさるさん コメントありがとうございます。コメント承認見落としてました!遅くなってごめんなさい!ブログを読みながら写真も楽しんでもらえて嬉しいです。行く前に調べとけぃっ!一人ツッコミしてました(@_@)

返信2025年7月28日 9:52 PM

三味線24/

バイクで訪れたい。^^';

    返信2025年8月7日 4:25 PM

    しろくま23/

    三味線さん コメントありがとうございます!コメント見落としてました。ごめんなさい!!反省・・(/ _ ; )牛窓は最高のツーリングスポットです!海岸沿いや山頂から絶景を楽しめます。時々気分転換に訪れてましたが実は神功皇后のゆかりの地とは知らなかったです。今回、新たな発見になりました。

返信2025年7月28日 10:45 PM

コチャコ25/

しろくまさん、こんばんは。牛窓神社、祀られているのが「神功皇后論」主要登場人物ですね!岡山で行ってみたい場所が増えました!「備前国邑久郡牛窓御香宮神功皇后御鎧注文外四種」のリンクを開いてみました。解読できないですが鎧と兜、太刀の材料や作りの解説みたいですね。素朴な絵が面白いです。岡山県立博物館で実物をご覧になったら、ぜひ教えてください。岡山がこれほど神功皇后が身近な地だと知りませんでした。周辺の地名も古代を偲ばせるものがありますね。牛窓町の瀬戸内海の風景が綺麗です。広島とは趣が違うのかな?ぜひ訪れてみたいです!

    返信2025年8月3日 11:29 AM

    しろくま24/

    コチャコさん コメントありがとうございます。牛窓神社、かなり古い神社ですし御祭神が「神功皇后論」の主要登場人物ですよね。名前の並び順も先に神功皇后、応神天皇、武内宿禰という並びも良いですよね。母親の神功皇后が先に、男尊女卑ではないことをそこでも見て取れます。岡山で行ってみたい場所が増えて良かったです!(^^)「備前〜」の本のリンク先、古文書のくずし字のような字ではないけど、何となく鎧や兜のサイズや素材など解説してるみたいですよね。手書きがいい感じです。そうですね、岡山県立博物館で実物が拝見できるか情報をチェックしておきます。改めて岡山の各地に神功皇后の由来の地があるのだと驚きです。隣県の兵庫県でも見かけた事がありますし、広島県にもあるし各地に残っているのですね。同じ瀬戸内海でも地域によって風景や趣が違って見えますよね。それも訪れた時の楽しみの一つですね。もし行かれる際は案内したいです(^_^)

返信2025年7月29日 2:34 PM

木村24/

オリーブ園にパワースポットの牛窓神社、そしてエーゲ海と見間違えるほどの瀬戸内海。牛窓は素敵なところですよねー。で、本題の神功皇后。今回、神功皇后ゆかりの地という事で、ゆかりの地巡り、いや、聖地巡礼の旅。楽しく読ませてもらいました。事前の下調べでは新たな発見が3連発! ①備前国邑久郡牛窓御香宮神功皇后御鎧注文外四種は貸出不可である。②しかし、ネットで閲覧が可能である。③しかし、読むことができない。読めん!!(@_@) ←おえりゃーせんがな・岡山弁でツッコミ。ただ、画像で見る限りですが、コチャコさんがコメントで書かれているように鎧と兜、太刀の材料や作りの解説な感じはしますね。そして実際に訪れた牛窓。まず画像の牛窓町内神社位置図。へー、こんなにも神社があるとは!私は牛窓神社しか行ったことがないのでちょっと驚きました。それから御祭神。確かに神功皇后とありますね。(応神天皇と武内宿禰も祀られている)こうして実際に訪れると、文献やネット情報では感じられない、神功皇后の実像と云いますか… 実態と云いますか… しろくまさんの言葉を借りれば 「決して架空の人物とは言えないです」 虚像ではないというのがよりリアルに伝わってきますね。そしてそして五香宮で知った新たな発見が2連発! ①神功皇后の鎧と太刀は岡山県立博物館で保管中である。②昨年、展示されてたかも? やってしまった・・(@_@) ←しろくま!おめーなんしょんなら!・岡山弁でツッコミ。でも、遠回りしてもそれはそれで勉強・学びです。(一発で解決したら面白くないですからね)私も暑さがひと段落した秋以降、ちょっくら訪ねてみたいと思いました。貴重なゆかりの地めぐり&レポ、ありがとうございました。

    返信2025年8月3日 11:52 AM

    しろくま24/

    木村さん コメントありがとうございます。牛窓神社、オリーブ園など山頂からの瀬戸内海の景色はぼっけー!(すごい!岡山弁)「神功皇后論」が連載されてから地元にも多数あり改めて訪れてみました。その地に昔からある伝承や実物などが残っていると本当にいたんだと実感が湧きます。神功皇后のことが残っている地域で馴染みがありますが、同じ県内でも少し離れるとよく知らない人は多いのではないでしょうか。調べた本読めん!まいがまわんで!(@_@)(目が回る)木村さんも他にも調べて行ってみー(^^)色んな発見があるよ。

返信2025年7月29日 4:58 PM

神奈川のY(ランラン)24/

お疲れ様です、しろくまさんの遺跡巡り、興味津々で失礼致します。神功皇后とイケおじの武内宿禰が牛鬼をぶん投げた場面を想像すると、素戔嗚のヤマタノオロチ退治と同じく、ワクワクしました。意外と神功皇后、肉体派で相撲も強かったのではと思いました。 (巴御前や鶴姫、甲斐姫など女傑が生まれた日本なので、あり得るかと。) 牛と神功皇后でふとインドのドゥルガー女神を思い起こさせました。戦いの女神と共通点があるかもです。 岡山の海の写真、すごい綺麗ですね! 紫電改で遊覧飛行してみたくなります。緑と日の丸がすごく映えそうです。護衛艦も映えますね。 岡山行きたい〜。

    返信2025年8月3日 12:36 PM

    しろくま24/

    ランランさん コメントありがとうございます。神功皇后の伝承は想像を掻き立てて面白いですよね。各地での神功皇后と武内宿禰の活躍はワクワクしますね!そうですね、神功皇后は鎧とか兜、太刀を持つなど武闘派だったと想像します。後に歴史は続いて巴御前、鶴姫、甲斐姫など戦う女性も現れたのかと。牛と神功皇后、インドのドゥルガー女神、なるほどです。昔、日本に伝来してきた仏教やインドのヒンズー教など多神教が日本にも受け入れられ定着し浸透していって日本独自のものになって日本の感性にもなっていますね。海の写真、気に入っていただき嬉しいです(^_^)これだけ快晴だと気持ち良さそうです。ぜひ、岡山にお越しくださいませ〜!

返信2025年7月30日 11:08 PM

こん25/

これは行かなければ。神功皇后のゆかりの地が岡山にもあるんですね。

    返信2025年8月3日 12:45 PM

    しろくま24/

    こんさん コメントありがとうございます。岡山に神功皇后のゆかりの地があること、島や地名にもなってるし、まだまだ他にも知らない事がたくさんあると思います。牛窓は観光にも避暑地にもなるのでおすすめです(^^)

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