• 中四国メンバーのブログ、活動のお知らせ

DOJOサポーター中四国支部 てるてる です。

 

岡山県民のみなさん、2月の第3土曜日といえば、

日本三大奇祭の一つ、

西大寺会陽裸祭り ですね!

 

岡山県岡山市の西大寺の観音院で開催される

約500年前から続く伝統的な祭りです。

クライマックスとなる「宝木の争奪戦」では、

まわし一丁約9千人の男たち

壮絶な揉み合いを繰り広げるため「裸祭り」と呼ばれています。

 

YOUは何しに日本へ?」などのTV番組で取り上げられたこともあるので、

岡山県民以外でもご存じの方がおられると思います。

 

自分も何回か参加して、争奪戦の中で足や肋の骨を痛めたりもしましたが、

生命の危機を感じてアドレナリンが出てくるのは

少しクセになる感じがしたのを覚えていました。

 

コロナ騒動の影響で2021年からは中止や形式変更されていましたが、

今年は完全復活!!

 

ということで、、、

急遽参戦してきました!!

(知り合いが参加予定だったので、便乗しました)

 

仕事を終えて急いで電車に飛び乗り、西大寺駅に到着!!

 

駅前は祭り仕様に綺麗に仕上がっています。

参加者や見物客などでいつもの何十倍もの人出で賑わっていて、

普段訪れる駅前とは全く別の風景です。

 

会場に向かって数分ほど歩くと、、、

町全体が異次元のような空気に包まれています。

“祭り”って感じでテンションが上がってきます!!

 

地元の名士たちは敷地内に風呂付きのテントを設営し、

参加者をもてなしています。

 

自分もその中の一つにお邪魔させていただき、

まわしに着替え、いざ出陣!!

仲間たちと肩を組んで「ワッショイ!ワッショイッ!!」と街中を練り歩き、

西大寺観音院に到着!

 

垢離取場の冷水で身を浄め、

牛玉所大権現を参った後、

いよいよ本堂に向かいます!!

 

自分たちが到着した時にはまだスペースがあったのですが、

どんどん人が増えてきて、

あっという間にギュウギュウ状態です。

 

足は踏まれて踏んで、脛は蹴って蹴られて、

周りから押し潰されて呼吸すら危うい時もありながら、

必死に宝木の投下を待ちます。

 

待つこと約1時間、、、

明かりが一斉に消された浄暗の中

宝木が投下されました!!

何千ものはだかが一斉に宝木に飛び掛かります。

はだかの大渦に巻き込まれて翻弄されながら宝木を目指しましたが、

残念ながら指一本触れることはできませんでした。

 

争奪戦がある程度おさまった後、

本堂奥の御本尊千手観音様をお参りし、

会場を去りました。

 

テントに帰還してお風呂をいただいていると、

同じテントからの参加者が一枚の紙を持って帰ってきました。

なんと、宝木を包んでいた紙だとのことです。

普通なら争奪戦の揉みくちゃで散り散りになってしまう筈だそうで、

これだけ元の形を保っているのは大変珍しい!

と地元の名士たちが大層驚いておられました。

 

宝木を手に取ることは叶いませんでしたが、

何百年と続く伝統の中でも珍しいものを見ることができ、

大満足で帰途に着きました。

 

興味を持たれた方は、

来年2月第3土曜日

ぜひ岡山市西大寺を訪れてみてください!!


コメント一覧

返信2024年3月1日 11:22 AM

木村24/

観光で尋ねたのかと思いきや… 参加されていたとは!!(゚O゚) これは驚きました。私はテレビの中継でしか祭りの様子は見た事がないですけど、満員電車の比じゃない、あの中へ参戦ですか… 無事に生還されて本当に良かったです。そして上記に書かれている【生命の危機を感じてアドレナリンが出てくるのは、少しクセになる感じがしたのを覚えていました】これは体験された人にしかわからない感覚ですよね、何だか味わってみたいような、みたくないような。来年… 参戦してみます! いや、しません! ダメダメ草食系男子の私でした。( .. ) 

    返信2024年3月4日 10:20 AM

    てるてる24/

    木村さん、ありがとうございます。 来年は、まずは『町全体を包む異次元のような空気』を体感しにきてみてください! そうしたら、再来年には『生命の危機を感じてアドレナリンが出てくる』感覚を体験してみたくなるはずです!!( ̄ー ̄)笑

返信2024年3月1日 11:32 AM

ねこ派24/

ねこ派です。愛知県にも、はだか祭りがあります。国府宮神社のはだか祭りです。はだか祭りは通称で、正式名称には儺追神事。一般に、はだか祭りと言われているのは、下帯だけを身に着けた、はだかの男たちが大勢、神社の参道で揉み合うからです。祭りのたびに神男というのが選ばれ、もちろん、神男は裸。その体に触れることで、厄を擦り付け落とせる、ということで、神男をめがけて、裸男の群衆が、揉み合うわけです。そして、神男は、御神輿の如く、裸男の群衆によって転がされ、儺追殿という社殿に納められる。儺追神事は、厄落とし祈願の祭りなのです。西大寺の裸祭りと、国府宮のはだか祭りは、日本の2大はだか祭りでしょう。国府宮のはだか祭りの歴史は古く、起源は、奈良時代にまでさかのぼるとか。今年は、2月22日に開催されました。毎年、旧暦の正月13日開催、と決まっていて、今年は、2月22日の猫の日でした。今回は初めて、祭りの一部に、女性が参加したということで、マスコミで話題になりました。裸男の群衆の揉み合いなどの、男たちの肉弾戦、裸体から湯気立ち上り汗水流れる壮絶な現場のみが、祭りのすべてでは、ありません。別のところで、女性が多数、穏やかに参加していました。もっとも、大変な祭りであることには、変わりありません。過去には、死者も出ています。しかし祭りには、本来、そういう過激なところがある。しかし、コロナ禍では、全国で、祭りが中止・縮小となりました。国府宮のはだか祭りも、もちろん、その例外ではなく。西大寺のはだか祭りも、そうだったのですね。でも一方で、コロナ禍を、祭り気分で過ごしていた日本人が、なんと多かったことか。そんな日本人のことを、よしりん先生は、ゴー宣コロナ論で、批判的に描いていました。話を戻して、国府宮はだか祭りでは、神社参道に沿って、観覧席が設けられます。老若男女多数が、男たちのはだかを見に来ます。地元マスコミは、上空にヘリを飛ばし、もちろん、観覧席にも陣取り、祭りの模様を、映像に収めています。何しろ激しい祭りです。男たちは、ややもすると、下帯が剝がされる。真っ裸、すっぽんぽん、だったりする。それを、大勢の観客が見つめる。地元マスコミが、上空から、観覧席から、キャッチする。今日のテレビニュースで放送される。生中継されることもある。肝心な部分には、ぼかしやモザイクがかけられる。これが、愛知県では、毎年の恒例行事となっています。

    返信2024年3月4日 10:41 AM

    てるてる24/

    ねこ派さん、ありがとうございます。 裸祭りは全国各地にあるようですね。 西大寺裸祭りでは宝木を目指して大勢の裸が殺到するのですが、国府宮裸祭りでは神男を目指して行くとのこと、なかなかにハードですね(^^;) ねこ派さんご指摘のコロナ禍に対するよしりん先生の批判は、「コロナ論3」の最終章に古代アステカ文明に『蕩尽』を引き合いに出され、『現代の生贄は飲食店や観光産業、女性と子ども』という表現が印象的でした。 「蕩尽」するのは、自分の財産、命や体にしてもらいたいものです。

返信2024年3月2日 7:50 AM

コチャコ23/

てるてるさんの参加された「西大寺裸祭り」、すごい祭りですね。ブログを読んで初めて知りました。「裸祭り」をする地方があることは知っていましたが。YouTubeでも西大寺裸祭りのニュース映像を見てみました。あの中にてるてるさんが参加されたかと思うと一層すごい!揉みくちゃだったですから。水でお清め、冷たそうでしたし。てるてるさんの書かれていたように、激しい、命の危険と隣り合わせの祭りにはアドレナリンが出る。これは1年に一度、人間のエネルギーを放出することの意義が継承されてきたからだと思います。

    返信2024年3月4日 10:46 AM

    てるてる24/

    コチャコさん、ありがとうございます。 最初の水垢離は冷たくて心臓がキューっとなりましたが、揉み合いの中は熱く、頭上からかけられる水が気持ち良かったです(^^) おっしゃる通り、裸祭りに限らず、だんじりなどの危険を伴う祭りの意義は、エネルギーの放出にありますね。生命至上主義、合理主義に凝り固まった人たちには理解できないでしょうが、祭りに向けて1年準備をされていて、まさに祭りのために生きていると言っても過言ではない方がたくさんおられます。

返信2024年3月3日 10:03 PM

しろうさ24/

裸祭りは、蘇民祭しか知りませんでした。 岡山にも裸祭りがあるのですね。こういった一見乱暴だと思える祭りは、人と人とがぶつかり合うことで、非日常に身を置き、生きるエネルギーを発散して仲間意識が芽生えたり、自分が確かに生きていることを実感するんだと思います。命の危険があることで心がヒリヒリし、逆にそれで楽しくなって病みつきになる。こんな魂が燃える行事は絶対に無くしてほしくないですね。 頑張って次世代に継承してほしいものです。

    返信2024年3月4日 10:49 AM

    てるてる24/

    しろうささん、ありがとうございます。 『非日常でエネルギーを発散し、仲間意識が芽生える』とはまさにその通りです。当日初めて会う方々とも意気投合して盛り上がりました!(^^) 残念ながら蘇民祭は伝統に終止符を打つようですが、西大寺会陽はまだまだ続いて欲しいです。

返信2024年3月5日 10:10 PM

しろくま24/

西大寺裸祭りに参加されたのは凄いです!大勢の男達が宝木の争奪戦にもみくちゃになって全身でぶつかる生命力あふれる祭りはなかなか無いですよね。危険が避けられ安全ばかりに向かう昨今に伝統的な祭りは残っていってほしいですね。

    返信2024年3月10日 9:29 AM

    てるてる24/

    しろくまさん、ありがとうございます。 参加する機会がありませんでしたが、高校までを過ごした大阪にも岸和田だんじり祭がありました。 岸和田地元の同級生が熱く盛り上がっていたのを思い出します。 伝統的な祭りは、残していきたいですね!

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