• 中四国メンバーのブログ、活動のお知らせ

公論サポーター中四国支部しろくまです。

もう10月も終わり間近ですね。
そして、11月12日は初の東北ゴー宣道場が開催されます!!

テーマは「マスコミはなぜ常に狂うのか?」

今回は都合が合わず不参加ですがタイムシフトで視聴します。
当日、参加される方も参加されない方も大注目の公論イベントです。
見逃さないように!!

しかも!!
11月1日正午から、12月3日開催の関東ゴー宣道場の応募が開始されます!!
ご応募お見逃しなく!

話を戻して、マスコミは異常な報道は今までコロナ禍の時も、ジャニーズ問題も、マスコミの偏った報道はなぜ起こるのか?
今後も変わらずマスコミの偏向報道や一方的なバッシングは続くのか?
この様な異常なマスコミの報道が終わらない限り、今後もまた違うことで同じ事が起こってしまいます。マスコミのキャンセルカルチャーが続いていくと、社会にとって全く何一つ良いことはありません。

この狂ったマスコミは昔からだったのか?以前、この本を読みました。
安松みゆき著『ナチス・ドイツと〈帝国〉日本美術 歴史から消された展覧会』

1939年にベルリンで開催された伯林日本古美術展覧会。戦後、この展覧会は歴史から消されました。
この展覧会は、日独の関係強化を演出する目的でヒトラーの関与のもと開催され、1900年のパリ万博に匹敵するほどの水準の高さの国宝が多数国外へ出され展示されました。
過去に政治絡みの歴史的に大規模な展覧会があったこと、なぜ歴史から消されたのか?著書は日本とドイツの報道内容を分析し展覧会の全貌に迫り、美術と政治が交錯する世界を描かれていました。

簡潔に言うと、日本側の新聞各紙は、ヒトラーの行動や意見に注視し、日本美術の賞賛を膨張させ報道が過熱していくのに対し、ドイツ側は展覧会を大体的に演出したにもかかわらず「わが闘争」の思想から「非アーリア人種の美術に感動するヒトラー」という話題は不都合な問題になりかねず美術の評価から周到に遠ざけ一緒に結びつけるのを避けて報道は沈黙。逆に展覧会の様子をニュース映画でプロパガンダとしての役割の方が政治的な意図として大きかった。

この展覧会は、日本政府によって日本の国策として公式に設置され実施されたものです。マスコミも一緒に新聞各紙も報道していました。そして戦後になってからマスコミは手のひら返しをして歴史から消すことは歴史への冒涜です。
そういうことがあったこと自体にも驚きましたが、ヒトラーが日本の政治家と会談されている場面や、美術鑑賞している場面の数々の写真にはさらに驚きました。

読んでいくと日独は対照的な報道の仕方、すでにこの頃から日本のマスコミの偏向報道はありました。

当時、1933年のヒトラー政権成立から人種問題や文化弾圧に対して日本の言論は「わが闘争」での日本人の位置付けからヒトラーやナチスに批判的でした。日本側の反発を取り除くため、強権的独裁者というイメージを変えるために各紙は親日ぶりを強調し日本美術の展覧会を通して「親日家ヒトラー」日本美術愛好家としてのイメージを広め、各紙から盛んに出されていました。

世論が批判的だったのを全く逆を報道をしていたマスコミ、今と全く変わらず・・・。

盛んに賞賛しておいて、戦後には手のひら返し!
このような事実を表に出さず臭いものに蓋をする、歴史から抹消することは許されることではありません。

コロナ禍の報道も全く検証されず、ジャニーズ問題も一方的なバッシングとキャンセルカルチャーが続いていては、日本の文化や社会が成り立ちません。

当時から新聞、雑誌、ラジオ、映像というのはプロパカンダ、政治宣伝として一翼を担っていた重要な役割だったというのは今も変わらず同じだと思います。


コメント一覧

返信2023年10月31日 11:00 PM

コチャコ26/

伯林日本古美術展覧会。同盟国だったドイツと日本の興味深い歴史的事実を紹介していただき、ありがとうございます。 美術、スポーツ、芸能。政治はあらゆる大衆の親しんでいるものを利用してイメージ戦略を仕掛け、マスコミは時流に乗って大衆を煽動する。 マスコミの報道一つで大衆の多くは非常識なことでも信じてしまう。最近のコロナ禍でつくづく実感したばかりです。 なのに時流が変わればそれまでの報道をコロっと変えて大勢の空気に合わせる節操のなさ。無責任さ。 アメリカ発のキャンセルカルチャーまで無批判に取り入れ、長い間多くの人を魅了してきた芸能事務所をたった数ヶ月で潰し、所属タレントの起用まで罪人の味方のように扱う。異常な所業をするマスコミに対し、常識で闘うにはどうすればいいのか。 ジャニーズをめぐる今回の件は遠からずやりすぎだったと批判される可能性は高いと思っていますが、失ってから気づいても遅いです。 失う前に、マスコミのバッシングの空気に飲まれない個の狂気を帯びた「失ってたまるか」という推し文化への「愛」を貫くことがマスコミに対抗する有効な術なのかとも考えています。 思いつくままに述べました。 乱文にて、すみません。

    返信2023年11月1日 12:49 PM

    しろくま25/

    コチャコさん コメントありがとうございます。 日本とドイツの同盟国の間で、過去にこういった事実があったことに愕然としました。本当にあったことは歴史で教えないといけないですよね。仰る通り、文化や芸術、スポーツなど大衆が親しんでいるものを利用してイメージ戦略を仕掛ける事がマスコミの仕事ではないはずです。報道は公的で中立であること、権力のプロパガンダとして一端を担うなどジャーナリズムとして全く機能していないです。マスコミは常識がなく無責任で検証もしない、本当にそんなものに日本の大切な文化を破壊されてはたまるか!です。

返信2023年11月2日 10:15 AM

ねこ派25/

とても興味深く拝読しました。瞠目するような思いです。そんな歴史があったのですね。とても勉強になりました。そこで、改めて気付かされたのは、戦前・戦中はドイツとの関係で、嘘にまみれた偏向報道を繰り返したマスコミは、戦後になると、今度はアメリカとの関係で同様のことをやっていて、今も繰り返しているに違いない、ということ。そして、コロナ禍に対してのマスコミが、外資系製薬会社発表のワクチン関連データを鵜呑みにして、垂れ流すばかりなのも似たようなものであり、またジャニーズ問題に対してとなると、マスコミは自称被害者側の言い分ばかりを垂れ流しています。狂いっぱなしですね、こりゃ。これからも、そのような傾向が続くでしょうね、日本のマスコミにおいては。なので、マスコミ報道等は、話半分で受け止めるにとどめる、絶対に鵜呑みにしない、盲信しない、という姿勢がまずは必要である、と強く思いました。

    返信2023年11月4日 1:17 PM

    しろくま24/

    ねこ派さん コメントありがとうございます。意外なところから知る事ができたのですが、偏向報道は今に始まった事でなく、戦前・戦中はドイツと戦後はアメリカと、狂ったマスコミの報道は延々と続けていた様です。マスコミはジャニーズ問題でヒトラーを取り上げて、戦前・戦中と真逆で何言ってんだと思います。マスコミは反省の色なしですから、今後も国民はマスコミの報道に対して全て鵜呑みにしてはいけないと学習しなければいけないです。

返信2023年11月3日 9:40 PM

てるてる24/

興味深いお話、ありがとうございます。 伯林日本古美術展覧会、全く知りませんでした。 時代の流れで偏向報道をしてしまうのは一万歩譲って仕方がないとして、しれっと無かったことにするのは、全くもって許せませんね。

    返信2023年11月4日 1:24 PM

    しろくま24/

    てるてるさん コメントありがとうございます。しれっと無かったことにするマスコミは本当に最低です。事実としてあった歴史を都合が悪いからと黒塗りのように歴史を抹消することは許される事ではないです。

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