公論サポーター関西支部の基礎医学研究者と申します。
私、本来このサイトのブログ執筆メンバーではないのですが(;^_^A、このたび中四国支部のしろくまさんのご厚意により、期間限定ですが、しばらくお世話になります<(_ _)>
さて、大阪では、10月に「よしりん独演会」というタイトルで、小林先生が初めて一人で語るイベントを行うことが決定されました。
そこでどのような話をされるのかは、正直、予想がつかない部分があるのですが…
それでも、小林よしのり先生の魅力を何とか伝えたい!
それは、「作品」を伝えることだ!
というのが、素朴な思いです。
ですので今回、この場を借りまして、超個人的ですが、できるだけ自分の感覚から浮き上がらない形で、「ゴーマニズム宣言」以前の作品で、自分が実際に読んできた、小林よしのり先生の漫画について、書かせていただく次第です。
自分が初めて読んだ、小林よしのり作品
自分の初めて読んだ小林先生の作品は…
“メンぱっちん(1983年連載)”
え・・・!?と思われる方(。-人-。)、大丈夫です(^_-)-☆
自分も正直、この「作品」が小林先生の作品の系譜のどのあたりに位置するのかは、よく知りません。実際、自分がこの作品に接したのも、結構偶然からでした。実はその理由…
週刊少年マガジンを、当時(中学生時代に)購入していたから(* ̄з ̄)
(例えば、三羽スズメでおなじみの関東支部のよっしーさんのように、「小さいときにご両親から「東大一直線」を買い与えてもらったのがきっかけで・・・」というような“満を持して“などの理由では、全然なかった)。
水島新司の「光の小次郎」という野球漫画、ちばてつやの「明日天気になあれ」というゴルフ漫画をみるのが、メインの目的でした(自分の父親が水島新司、およびちばてつやファンという影響は、かなり大きいかったと思います)。
で、周りに聞くと、週刊漫画雑誌は、結構お目当ての漫画しか読んでいない人が多いようでしたが、自分の場合、すべての漫画を3回くり返して読むことが、習慣になっていました(弟に、「何で3回も読み直すの?」とよく聞かれました( ̄▽ ̄;)。
だから、結構細かいストーリーを覚えていることが多く、予想もしていない漫画に出会うことがあったかと思います。そうした中で、「メンぱっちん」に接触することができた~!というのが、実際のところです(とても印象に残っていて、こういう一期一会は、ありがたい!)
当時、連載されているものを振り返ると、「光の小次郎」や「あした天気になあれ」に加えて、「かぼちゃワイン(三浦みつる)」「胸騒ぎの放課後(村生ミオ)」「あいつとララバイ(楠みちはる)」など、要するにブレイクしている漫画家の作品、およびさわやか・ラブコメ全盛なのが、この目録からよくわかります。
ただ、この中でも、小林先生の「メンぱっちん」は異彩を放っていた、と思います。
で、ここでは、2点だけ導入させていただきます。
・「メンコ」を題材にして、というのが非常に意表を突かれましたね。メンコは、東京都でも下町の方では流行っていたようなのですが(この漫画では、足立区がでてくる)、自分の地域(私は東京都出身)では、駄菓子屋とかで「メンコ」は売られたのですが、なんかコレクションのような扱われ方で、“対決” のような記憶はありません。しかし、「メンぱっちん」ではもろにライバルの対決みたいな図式でメンコをとらえていて、「ドーン!」みたいな感じの熱血のシーンがけっこうでてきていたので、最初ストーリー漫画かと思って読み始めました。
・ストーリー漫画かと思った理由は他にもありまして、眉毛は「巨人の星」の星飛雄馬のように凛々(りり)しい、さわやかでまっすぐそうな切磋琢磨(せっさたくま)くんが主人公で、「何となく週刊少年マガジンっぽいキャラが登場してきたな!」というのが、最初の印象でした(実際、この話は、切磋琢磨くんがお母さんと死別したのちに、お父さんの切磋権屁の元に呼び戻されるところから、ストーリーは始まる)。
しかし、この第1印象は見事に裏切られ(;^_^A、このお父さんがとんでもなく個性的なキャラでした~(このあたりから、グイグイ惹きつけられました)。
(次回に、続く)