皆さま、こんにちは。しろくまです。
今年3月以来、久し振りのブログ更新です。
3月に中四国ゴー宣道場を開催してから、世の中が一変、話題も全てコロナ一色。
コロナ禍で、人々の生活面や職場や学校、文化的活動も全て影響を受けて休業や自粛など。
今までの従来のやり方を変えざるをえないことが起こり、とにかくこの数ヶ月の間だけでもいろいろあり過ぎて、私だけでなく皆さまも大変だったと思います。
あっという間に半年が過ぎて、セミが鳴いてる7月半ばになりました。
まずは、3月のテーマを振り返ってみます。「女性が輝く時代は来るか?」でした。
その後の世の中の動向を見ていても、女性の立場は?地位向上しているか?
一部の女性だけでなく、全体的に女性達が活躍しているかどうか。
女性だけでなく男性ももちろん、活躍することは社会全体の問題です。
それが今年のコロナ禍で、休業や自粛生活、一斉休校など、仕事や家庭にと生活面と経済的にも大きな負担を受けたのではないでしょうか。
コロナでまず顕著に現れているのは「雇用問題」です。
以下、総務省統計局の「労働力調査 2020年5月分」のデータとグラフを見てみて下さい。
【就業者】
・就業者数ー6656万人。前年同月と比べて76万人減少(2ヶ月連続減少)
グラフを見ると昨年12月から下がり続け、3月から一気に減少しています。
・就業者76万人減少のうち、男女別では男性43万人減少。女性33万人減少。
・雇用者数ー5920万人。前年同月と比べて73万人減少(2ヶ月連続減少)
・正規の職員・従業員数ー3534万人。前年同月に比べ1万人減少(8ヶ月ぶり減少)
・非正規の職員・従業員数ー2045万人。前年同月に比べ61万人減少(3ヶ月連続減少)
・主な産業別就業者を前年同月と比べると、
「宿泊業、飲食サービス業」「卸売業、小売業」「生活関連サービス、娯楽業」などが減少。
【完全失業者】
・完全失業者数ー198万人。前年同月に比べ33万人増加(4ヶ月連続増加)
男性は119万人で、前年同月に比べ24万人増加。
女性は79万人で、前年同月に比べ9万人増加。
【求職理由別完全失業者数】
・完全失業者のうち
「勤め先や事業の都合による離職」は35万人と、前年同月に比べ12万人増加。
「自発的な離職(自己都合)」は73万人と、前年同月に比べ5万人増加。
「新たに求職」は54万人と、前年同月に比べ14万人増加。
出典:「労働力調査 基本集計」(総務省統計局)
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.html
皆様、今の現状の労働力調査の統計を見てどう思われましたか?
「このままでは更に減少するだろう。」もしくは「徐々に回復するだろう。」
今後の動向について考えてみて下さい。
私は、コロナの影響はリーマンショックの時よりも酷いと言われていたのが、ここまで多くの雇用者数の減少、失業者数を見て驚愕しました。
疑問に思ったことは、連日コロナの感染者数ばかり報道して、なぜメディアは就業者数の減少や、失業者数をもっと取り上げないのでしょうか?
今後の日本の景気の動向を考える上でも、私たちの生活や仕事に直結していることで、とても重要なことではないでしょうか。
素人の私でさえ、この著しい減少を見たら、まず一刻も早く雇用問題を改善すること。
通常通り経済を回すこと、このままではあきらかに経済が破綻してしまう。
後々、想像している以上の不景気が襲ってくるだろうと思わざるを得ません。
今報道されているコロナに右往左往してしまうと益々苦しくなってしまいます。
特に「雇用形態別雇用者数」の表から、女性の非正規の職員・従業員、パート、アルバイトの著しい減少。ここから見ても分かるとおり、女性が深刻な影響を受けていることは確かです。
そして経済を支えている雇用体制の大半が非正規です。
このコロナ禍で女性の仕事に大きく影響しています。これは大きな問題です!
経済的にも安定した女性の雇用改善と、育児や家庭の負担を少なくしていく社会全体の仕組みをどうしたら良いか、みんなで考えていきたいと思います。
そこに日本の景気回復の鍵があると思います。